大人数の割り勘は、名簿から始める
大人数の割り勘とは、10人から30人ほどの集まりで、計算そのものより「誰がいて、誰から集めたか」の管理が主役になる割り勘のことです。4人ならレジ前で数えられても、20人を口頭で追うのは無理があります。だから、当日の会計を待たずに、参加者の名簿を先に用意します。
名簿があると、二つのことが一気に楽になります。ひとつは、支払いごとに「この人は参加、この人は不参加」を選べること。一次会だけの人、二次会から来た人を、あとで正確に切り分けられます。もうひとつは、集金のチェックリストになること。誰が払って誰がまだかが名前で見えるので、大人数でも取りこぼしません。名前は短くそろえ、同姓が多い職場なら下の名前やイニシャルを足しておくと、二重登録も防げます。
支払いは「その場でみんなに足してもらう」
幹事が全部のレシートを抱えると、大人数ほど破綻します。飲み放題の追加、二次会の会計、タクシー代。あとから集めて回るうちに、どれかが必ず抜けます。スグワリのライブ割り勘は、みんなで追加できるリンクを最初に共有しておき、立て替えた人がその場で自分の支払いを足していける仕組みです。払った瞬間に本人が入れるので、幹事は集計係から解放されます。
そして会の終わりに、誰かが会計します。均等か、飲んだ人を多めか。ライブ参加者の画面には今の割り方が映るので、「いまは飲んだ人が多めだよ」と見せながら、解散前に合意まで持っていけます。30人が顔を合わせている最後の数分は、翌日のLINE10往復より、はるかに価値があります。
大人数では、傾けは二つのまとまりで十分
人数が増えるほど、一人ずつ金額を変えたくなりますが、そこはぐっとこらえます。30人の杯数を追いかけると、正確になるかわりに集金が終わりません。実用的なのは、飲んだ人と飲んでいない人、という二つのまとまりに分けること。基準の4人1万円で見ると、飲んだ人が2,805円、飲んでいない人が2,195円で、差は610円です。
| グループ | 1人の負担 |
|---|---|
| 飲んだ人 | ¥2,805 |
| 飲んでいない人 | ¥2,195 |
この二分法は、人数が増えても崩れません。20人のうち飲んだ12人、飲んでいない8人、という分け方でそのまま使えます。お酒を飲まない参加者が多い忘年会ほど、この一手間の効果は大きくなります。細かい傾け方を知りたいときは傾斜割り勘の記事を見てください。
集金は、幹事に一本化する
大人数でいちばん散らかるのが、送金の流れです。各自が好きな相手へ送り始めると、誰が誰に払ったのか追えなくなります。会計を幹事一人に集約すれば、全員が幹事へ送るだけになり、送金は最大でも「人数−1」回に収まります。幹事が立て替えた金額と、各自の負担額の差だけを精算する形です。
受け取り方法は一つか二つに絞ります。現金と送金アプリを両方受け付けるのはいいのですが、送金アプリを三つも並べると確認場所が散ります。期限は「年内に」「今週中に」のように、責めない目安を添える。まだの人には、グループ全体ではなく個別に短く声をかける。この配慮が、大人数だと効いてきます。
当日と後日の、案内文例
会の締めに送る文例
今日はお疲れさまでした。会計まとまりました。飲んだ人を少し多め、飲んでいない人を少なめにしています。金額は下のとおり、まとめて自分に送ってください。送ったらスタンプだけもらえると助かります。
まだの人への確認文例(個別に)
忘年会の会費だけ、確認させてください。まだでしたら、年内のお手すきのときにお願いします。もう送ってくれていたら、行き違いごめんなさい。
大人数の集金は、催促の言葉ひとつで印象が変わります。全員の前で「まだの人がいます」と書くと、心当たりのある人が気まずくなります。名簿で未確認の人を把握して、その人にだけ、やわらかく届ける。それが、来年もまた幹事を頼まれる人のやり方です。
よくある質問
大人数の忘年会で、集金を早く終わらせるには?
先に参加者の名簿を作り、当日は受け取るだけの状態にします。会計を一人に一本化し、各自がバラバラの相手へ送らないようにすると、送金は最大で「人数−1」回にまとまります。飲み会中にみんなで支払いを追加できるライブ割り勘を使えば、幹事が集計し直す手間も減ります。
30人規模でも一人ずつ金額を変えられますか?
変えられますが、大人数では細かくしすぎないほうが早く終わります。飲んだ人と飲んでいない人の二つのまとまりに分けるくらいが実用的です。4人1万円の例では、飲んだ人2,805円、飲んでいない人2,195円で、差は610円です。
当日欠席や途中参加はどう扱いますか?
支払いごとに参加者を選べるので、二次会だけの人や途中で帰った人を分けて計算できます。名簿に全員を入れておき、その支払いに関係ない人だけ外すと、数え間違いが減ります。